パラグライダーの体験に必要な気象条件

パラグライダーはいつでも飛べるわけではない

天気がいい澄み切った空をパラグライダーで飛ぶことはとても楽しいですし憧れる人も多いです。
せっかく飛ぶならばやはり景色を楽しむためにも晴れていて欲しいと思います。

ただ、パラグライダーはエンジンなどの動力を使わない乗り物です。
そのため動力を使わないためにフライトができるかどうかは天候に左右されてしまいます。

天気が悪く雨が降っている日はパラグライダーに乗れないのは容易に想像できるものです。
しかし、それ以外にも色々とフライトができるためには条件があります。

悪天候の日はなぜパラグライダーに乗れないのか

雨の日はパラグライダーに乗れないです。
これは景色が見られないからだけではありません。

パラグライダーは布と紐とでできています。
雨の日になると雨の水分がパラグライダーの布に吸収されてしまい重たくなるのです。
また、重たくなるだけでなく、布同士がくっついてしまい空気の出入り口がなくなってしまいます。

こういったことが理由で雨の中ではパラグライダーをすることができません。
景色が見られなくてもいいから飛びたい、と考える人もいますが雨が降ったら諦めるしかないのです。

風の日もパラグライダーは飛べない

風が強すぎる日もパラグライダーは飛ぶことができません。
動力がないために風を使って飛ぶのですが、風が強すぎてもいけないのです。

パラグライダーは上昇気流によって推進力を得て進んでいます。
しかし、この推進力よりも風が強くなってしまうとコントロールができなくなってしまうのです。
思っている方向に飛べなくなるだけでなく、ケガやパラグライダーの破損の原因にもなりかねないですから飛ぶことはできません。

自然も味方につけた楽しむパラグライダー

パラグライダーは天気によってできるかどうかが決まります。
多くの人は旅行中にパラグライダーを楽しむということもありますからせっかくの旅行なのにパラグライダーが楽しめなくなる、という可能性もあるのです。

そこで、天気も含めて楽しむことがパラグライダーの醍醐味でもあります。
雨が降ったり風が強かったりした場合には「仕方ない、またいつか来て挑戦しよう」という気持ちを持たなければなりません。

ただ、そういったことがあるからこそ晴れた日にパラグライダーで空から景色を見られた時の嬉しさが大きくなるのです。
空を飛ぶことはもちろんですが、自然が見方をしてくれてその中の一部に自分がなるような感覚はパラグライダー最大の魅力でもあります。
条件があるからこそ、飛べない日があるからこそ、パラグライダーで飛べた日の喜びは大きいですし、また飛びたいという気持ちを持つようになるのです。