パラグライダーに専門の靴は必要か

パラグライダーということを考えると、空を飛ぶのに専用の靴を考えるべきかどうか、ちょっと疑問に持つでしょう。
空を飛ぶということだけを考えれば、靴は防寒の一部として機能することが大切で、どんなものでも代用が効くのではないかと思うはずです。

しかし、ここで一考するべきなのが靴だといえるでしょう。
しっかりと選択しておくことで、大事な場面で役立ってくれるのが靴だからなのです。

力を伝え足首を守る

様々な道具が必要で、多くの出費がかさむパラグライダーですが、その中で靴ぐらいは自由ではないのかと考えがちです。

パラグライダーを行う上で、自分の力を地面に伝え、走っていくことは重要な動作といえるでしょう。
その時に、地面が整地されていれば力は伝わりますが、ほとんどの場所は悪路といって構わない場所です。
正確に力を伝えるとすれば、普通の運動靴ではなく、そこが滑りにくい構造をしていることが求められるでしょう。

力を伝えることになる靴は、大きな力を加えることになります。
特にまっすぐ力を入れられる場所ではなかったりするため、横側には補強が入っていることが望ましいといえるはずです。

そして、大事なこととして、着地の時に衝撃をどう受け止めるかが靴には求められます。
足首にも強い力がかかるため、靴はハイカットになっており、足首をサポートできる形状が望ましいといえるのです。

要求を満たすものは少ない

一般的な靴でも構いませんが、要求する条件を満たすものを考えていくと、ほとんどないことがわかるでしょう。
パラグライダー専門の靴は、安くても3万円程度はしていきますので、決して安いものではありません。
それでも要求する要件を満たしてくれるため、みな専用の靴を選択していくのです。

見た目よりも機能を

購入する際には、できるだけサイズが合うものを選ぶことも重要です。
正確に力を伝えることができなくなりますし、何よりも怪我をする可能性が高まります。

デザイン的に選びたいと思う人もいるでしょうが、最も機能が試される道具でもありますので、使えるものを選択することが大切です。
いいものを買えば、それなりに長く使っていくこともできますので、大事にしていきたいものの一つでもあります。