鳥ではない以上、できないからこそ、飛んでみたいと思う気持ちになるのでしょう。飛行機に乗って飛んでみるのもひとつですが、自分の手で空を飛んでみたいそう思うはずです。
その気持ちを形にできるのが、パラグライダーなのです。
パラグライダーとは
空を楽しむスポーツとして、翼を持たずに飛べるのがパラグライダーです。
飛行機とは違い金属の導体も翼も持たずに、気流に乗ることができれば好きなだけ跳ぶことができます。
見かけはパラシュートのように見えますが、似て非なるもので空中を滑空することができるのです。
飛行機のように大きな装備や設備はいらず、手軽に運べる用具で構成されており、操作も簡単に作られているのが特徴です。
競技スポーツとしても行われており、様々な競技種目によって競われています。
必要な装備
パラグライダーの装備は意外に軽く、一人で持ち運べる重量に抑えることができます。
キャノピーと呼ばれる翼に当たる部分や、ハーネスと呼ばれるイス、緊急用のパラシュートにヘルメットとそこまで大きな装備は必要ありません。
ウエアに関しても、気温に合わせたもので、そこまで専用のものではありません。
あとの装備は手袋やシューズで、防寒と衝撃に耐えられるように作られているものを使います。
意外と難しい装備はいらず、簡単に始めることができるレベルにあります。
それでも、無線機等は必要で、空で通信ができるものを用意しておくことが大切になってくるのです。
価格的にはキャノピーが大体35万円から50万円で、ハーネスは10万円程度になっています。
上級者を目指すには
なれてくれば来るほど、その先が見えてくるのもパラグライダーの魅力であるといえるでしょう。
さらに上級車を目指していくのであれば、ライセンスを取得する方法があります。
基本的には航空機ではないため国家資格は存在しません。
その中で、海外の多くの国でのフライトもできるようになるIPPI技能資格や、内閣府所管のJHF技能証の取得を目指していくということもできます。
スクールに入って上達を目指していく方法もあります。
ただし、スクールごとにレベルが異なっており、環境も違います。
安全な環境があるのか、道具があるのかということから、インストラクターの質まで考え、選択していく必要があるでしょう。
上級者としてインストラクターを目指すという方向もあります。
いきなりなれるものではなく、JHFのP証取得や、JPAのエキスパートパイロットからアシスタントを経てインストラクターを目指していくことになります。
指導者になることを目指すため、非常に多くのことを学んでいかなければいけないのです。
パラグライダーは、ただ空を飛ぶだけではなく、様々なことを学びとっていける場でもあります。
楽しみとして考えるだけではなく、その楽しみを教える立場にまでなることができます。
その一部でも知ることができるような情報を記載してありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。