モーターパラグライダーについて

もっとも取りに近い状態で楽しめるパラグライダー

スカイスポーツの中でももっとも鳥に近い状態で楽しむことができるといわれているのがパラグライダーです。
パラグライダーはエンジンもプロペラもなく動力となるものが機体についていません。
パラシュートとそれを調整する紐だけで空を飛ぶことができます。

パラグライダーをするためには山の下から上に拭きあげている上昇気流を捕まえて飛んでいきます。
これはタカやトビと同じ飛び方です。
パラグライダーは自然に溶け込むように鳥の気分で風を感じながら楽しむことができます。

新しいパラグライダー、モーターパラグライダー

パラグライダーは動力のないものでしたが、動力を使って楽しむパラグライダーがモーターパラグライダーです。
フライトにあたっては扇風機のようなものを背中に背負って飛び立つことになります。

この扇風機のようなものはエンジンユニットと呼ばれ、エンジンとプロペラがセットになっているものです。
パラグライダーは風を捕まえるために高いところまで登ることが必要ですが、このエンジンユニットがあると高いところまで登らなくても動力があるので飛ぶことができます。

モーターパラグライダーの自由度が高いフライトができること、高いところまでいかなくても楽にフライトができること、ある程度風がなくても飛ぶことができることはパラグライダーにはなかった魅力です。
しかし、モーターの音が意外とうるさいのでパラグライダーのように周囲の音を感じながら飛ぶことはできません。
また、マシーンを使うので個人で楽しむとなるとメンテナンス費用や維持費がかなり掛かる点はデメリットです。

モーターパラグライダーを本格的に始めるには

モーターパラグライダーを楽しむためにはライセンスを取得することが必要です。
日本でも資格を取得することは可能で、日本ハング•パラグライディング連名(JHF)や、日本パラモーター協会(JPMA)の公認インストラクターの指導を受けるスクールに通い免許取得に必要となってくるフライト技術や知識を身につけていきます。

免許を取得するためには半年から1年ほど通うことが必要です。
また、講習には10万円ほどかかります。

免許を取得するためには最低でも10時間以上のフライト、そして20回以上の離陸経験が必要です。
スクールで学科講習と実技講習を受講して学科試験と実技試験に合格をすれば免許を取得することができます。

免許を取得した後は機体やシューズ。ヘルメットといった必要機材を用意して自分でフライトするようになります。
音の問題もあるので飛ぶエリアについては事前の情報収集が必要です。
スクールに通っている際にマナーやフライトポイントは確認しておくようにしましょう。