パラグライダーのはじまり

パラグライダーの発祥の地

パラグライダーは、別名「パラグライディング」と呼ばれることもあります。
大元をたどっていくと、フランスがパラグライダーの発祥の地となっています。

フランスのとあるスカイダイバーが、スクエアーパラシュートで山の斜面から下りたことから、スポーツ用のパラグライダーが始まったというふうに言われています。
その後、スポーツ用パラグライダーはヨーロッパを中心として大ブームが巻き起こりました。

パラグライダーが生まれたきっかけ

NASAが開発した宇宙船回収用のパラフォイルが、パラグライダーの原型であるとされています。

日本ではいつから人気が出た?

日本での歴史をたどっていくと、1986年頃からパラグライダーが普及され始めたようです。
1988年に、NHKで「パラグライダー講座」が放映されたのをきっかけとして、一気にブームが広まりました。

しかしながら、最初の頃は滑空性能が高くはなかった為、約3〜5分程度の飛行時間しか保てませんでしたし、今のように高いところを飛ぶことも困難なこととなっていました。
その後、とある会社が研究して、性能向上を飛躍的に上げることに成功しました。

そのおかげで、現在のように長時間のフライトが楽しめるようになりましたし、上空の高いところを安全にフライトすることもできるようになりました。
現在は当時に比べて更に性能がアップしており、2〜3時間程度ならフライトを楽しんでいられることができるようになりました。
また、地上なんと2000mくらいまで、上昇することも可能となっています。

現在におけるパラグライダーの位置

現在は、比較的身近な存在としてパラグライダーがあると言っても良いでしょう。
性別を問わず子供から高齢者まで体験することができるのが一番の理由と言えます。

実際定年後にパラグライダーを始めるシニアの姿も多く見られます。
また、シニアだけでなく多くの女性も挑戦している姿が見られます。

気軽に体験できるコースももちろん多く存在していますが、一人で自由にフライトする際に必要なライセンスを取得する為のスクールも存在しています。
スクールには女性インストラクターの姿も見られますので、女性も安心して取得に挑戦することが可能です。

また、単独飛行する場合は、必要な知識や技術を身につける必要がありますので、スクールなどで飛行技術や航空理論、そして気象学などについてもしっかりと学ばなければなりません。
通常のフライトの場合は、ミニチャレンジコースや半日コースなども用意されている所が多く存在しており、しっかりとパラグライダーに関する基礎知識やルール、マナーを学べば誰でも気軽に挑戦することができます。