インストラクターになるには

JHFのパラグライダーのインストラクターになるには

パラグライダーを始めていくと、いつか自分も教える立場になってみたいと思うこともあるでしょう。
実際にそう思ってインストラクターになる人がほとんどです。

インストラクターになるためには、いくつかの方法があります。
協会によって方法が違うため、必要となる資格や経験にも差が出てきてしまうのです。

JHFを例にとると、まずはP証の取得を考えていかなければいけません。
一人前であると認められるP証取得までには、2年近くはかかるでしょう。
毎日飛べるのであれば、もっと期間は短くなりますが、毎週末飛ぶとするのであればそれぐらいの期間が必要となってきます。

その上で、助教員検定を受験しなければいけません。
試験資格はP証とJHFフライヤー会員登録ですので、P証を取得することができるようであれば問題はないでしょう。

助教員技能証を取得できれば、JHF教員検定に申し込むことができるようになっていきます。
他にも受験資格が必要で、教員候補推薦書と実務経歴証明書、3年以内の普通救急命講習修了書がいります。

ちょっと毛色が違うのが、普通救急命講習修了書で、消防署の管轄です。
受講者の多い資格ですので、近くの消防署に問い合わせしてみるとすぐに判明するでしょう。

ここまで準備し、合格すると晴れてインストラクターになることができるのです。
長い道のりで、時間もかかりますが、その分だけ多くのことを学んでいるでしょう。

より長い時間が必要なJPA

JPAの場合には、まずはエキスパートパイロットにならなければいけません。
受験資格的にはJHFのP証に近い位置にありますが、もう少し上の位置づけといっていいでしょう。

その後、アシスタントインストラクターの資格取得となりますが、エキスパートパイロットを有してから1年以上経過し、JPA登録校で30日以上の実務経験がなければいけません。
事実上、登録校で働いていなければいけないでしょう。
さらに、養成研修会に出席し、技量を学ばなければ受験することができなくなっています。

アシスタントインストラクター合格後、100日以上の実務経験と合格から1年以内であれば、検定会に参加することができます。
1年以上たっている場合には、養成研修会に参加してから、検定会に参加することができるようになるのです。

検定会で合格するとインストラクターになることができます。
こちらもかなり長い道のりになりますが、時間の制約を考えると、JPAのほうがより長い時間が必要になるといえるでしょう。