ヘルメット・サングラス

空を飛ぶリスクを軽減するために

空を飛ぶということは、一定のリスクを抱えるということでもあります。
地上にいるのではありませんので、どんなに用心しても用心しすぎということはないということを示しています。
ヘルメットやサングラスも、そういったリスクを減らすことができる、大事な道具となるのです。

ヘルメットは頭を守る大事な道具

ヘルメットは、通常のフライトで役に立っていくものではありません。
頭を守るわけですから、緊急時にこそ役立つ道具だといえるでしょう。

パラグライダーは、飛ぶだけではなく着陸しなければいけません。
その時に、思い通りの場所に着陸することができれば問題ありませんが、そうでない可能性も出てきます。

そんな時に、平らな場所であればいいですが、ツリーランになってしまったり、大きな岩があったりした場合に、どうやって大事な頭部を守るかということが必要になるのです。
その時に、ヘルメットをかぶっていれば、かなりの衝撃を分散することで、最小限のダメージに抑えることができるようになるでしょう。
転ばぬ先の杖ともいえますが、ヘルメットの役割はそれだけではありません。

フライト中に受ける風はかなりのものになります。
その風を頭部に受けると、髪はなびき抵抗を受けてしまいます。
この抵抗を減らすためにも、ヘルメットは一役買ってくれるのです。

どうしてもヘルメットというと、蒸れそうだと思う人もいるでしょう。
現在の形状は、換気もできるように作られており、重量も軽く不快感を覚えるようなものではありません。
安全にフライとするためには、なくてはならないものですので、しっかり着用して楽しみたいものなのです。

中にはヘッドセット内臓のものもありますので、競技を考えている場合や、上級者を目指していくのであれば、こうした高機能なものも考えておくといいでしょう。

光だけではなく風からも守るサングラス

ヘルメットとは違い、フライト前から体を守ってくれるのがサングラスです。
光を遮り、正しい情報を見るために必要なもので、空中ではなおのこと重要となります。

光を遮ることができない空中で、もしも目がくらんだことによって正しい操作ができなくなるということも、否定できるわけではありません。
それであれば、サングラスを着用し、対策を施していけばいいのです。

そして、目の渇きも守ってくれるものでもあります。
風を受けて飛ぶわけですから、目にもかなりあたり、乾燥してきます。
そういった状態を防ぐためにも、サングラスは重要なものとなるのです。