【ライセンス】JHF技能証

パラグライダーに資格はいるのか?

結論を記載すると日本の国内法では航空機に該当しないので法規制対象外となるが、民間航空規約では航空機に該当しますので、資格は必須です。
ただし、発行しているところがいくつかありますので、その資格でどこを飛ぶことができるのかを探る必要があるでしょう。

日本国内で発行される資格は大きく分けてJHF技能証・PSA技能証・JPA技能証の3種類となり、国際向けの資格が欲しいという人はIPPI技能証を取得する必要があるのです。
今回はこの国内向けで空を飛びたい方向けの資格であるJHF技能証について詳しく解説しつつ、どういった資格なのかをわかりやすく見ていきます。

JHF技能証の特徴について

JHF技能証とは公益社団法人日本ハング・パラグライディング連盟通称「JHF」が発行しているライセンスとなります。
このライセンスはパラグライダーを用いたスポーツに参加するためには必須の資格となっており、国際的に認められたライセンス証になっているのです。
そのため、国際的なパラグライダーの大会などに参加したいという人はJHFを取得した後にJHFへの書類申請をすることでIPPI技能証に書き換えることができますので、国際的に活動したい人にとっては必須の資格と言えるでしょう。

つまり、こちらの資格を取得するには国際的なカリキュラムとなっている訓練を受ける必要があるということなので、資格のための訓練や勉強も世界共通的なものとなってくるのです。
JHFは国際パイロット技能証を発行する権限がありますので、こちらの資格を持っていることが最大の強みとなってきます。
また、JHF技能証はJHFが発行する資格証でありクロスカントリー技能証・パイロット技能証・ノービスパイロット技能証・B級パイロット技能証・A級パイロット技能証の5段階が存在しているのですが、IPPI技能証でもこちらの資格ランクに対応したものに返還されます。

パラグライダー向けのライセンスの種類と仕組み

日本国内で発行される資格は大きく分けてJHF技能証・PSA技能証・JPA技能証の3種類で、国際的な資格がIPPI技能証となります。
JHF技能証はJHFが発行する資格証です。
そしてPSA技能証はパラグライダースクール協会と呼ばれる大手輸入代理店が中心となって設立された機関によって発行された資格となります。

ただし、こちらは活動を停止しているのでこの資格があっても日本国内で飛べるところは少ないでしょう。
JPA技能証は特定非営利活動法人日本パラグライダー協会が発行しているパラグライダー技能証で、大会に参加する場合は技能証とは別にスクールの推薦状が必要になります。

国内ならばJHFは便利

国内のパラグライダー技能証は大きく分けてJHFとJPAの2つが主流となっています。
二つともステップアップをしながらライセンスを取得するという部分では一緒なので身近にあるパラグライダー施設ではどういった資格が必要になっているのかで判断するのも良いでしょう。
ただし、国外で飛ぶ場合はIPPIの事を鑑みてJHF一択となるので注意しましょう。